九九夜話

日々のこと。

日々のこと。|九九夜話
着物スタイリスト秋月洋子の活動記録。オリジナルデザインによる帯留ブランド『九九』‐銀細工職人、山口緩奈さんとのコラボレーション‐の紹介と販売。季節に合わせたスタイリングや趣味の書(古代文字:龜甲会)の話もたまに。
<< 『七緒』 vol.23 | main | 2年越しで >>
100年ほど前に
JUGEMテーマ:アート・デザイン


イギリスで生まれたブックケースが、縁あって我が家へ。



ブックケース



総無垢の胡桃材が使われた、端正なそのたたずまいは
いかにも英国生まれな雰囲気。

でも、重々しさとは無縁。

小ぶりですっきりしていて、軽やかにくるくる回って。
その鳥かごみたいな風貌にはどことなく愛嬌があり
古い桐箪笥とか江戸火鉢とか、和ものの多い
我が家にも、しっくりとなじんでくれた。



             英国、というとすぐに思い浮かぶのは紳士の国。
             重厚で堅苦しい、そんなイメージを持ちがちだけれど


             かつて本当にお洒落な英国紳士は
             寸法も素材もストライプの幅も
             すべて同じ背広を何着も作らせて
             毎日清潔に手入れされた違うものに着替えていつつ
             同じものを着ているように見せかけていた。


             ……という話を何かで読んだ。


             この「英国紳士」を「江戸の若旦那」に
             「ストライプ」を「縞」に
             「背広」を「着物」に言いかえれば
             そっくりそのまま、江戸時代の洒落者の逸話に当てはまる。




古き良きイギリスと、古き良き日本のもの。

この、不思議に相通ずるDNAを感じるエピソードからしても
………相性、良いんだな、きっと。






| 日々のこと。 | 21:01 | - | -