九九夜話

日々のこと。

日々のこと。|九九夜話
着物スタイリスト秋月洋子の活動記録。オリジナルデザインによる帯留ブランド『九九』‐銀細工職人、山口緩奈さんとのコラボレーション‐の紹介と販売。季節に合わせたスタイリングや趣味の書(古代文字:龜甲会)の話もたまに。
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『阿修羅のごとく』
向田邦子脚本/森田芳光監督



興味深いのは、母(八千草薫)と長女(大竹しのぶ)の
対照的な着こなし。
(この母を見て育って、何故こういうセンスに???と
 ちょっとツッコミたくなるけれど笑)




ラスト近く、母が好んで着ていた着物を、そのまま
三女の滝子(深津絵里)が着て立ち働くシーンがある。

まったく同じ着物、同じ帯で、父(仲代達矢)の目に
在りし日の母の姿をだぶらせる印象的なシーン。



でも、ちゃんと滝子の着こなしになっているのが
なんかいいな、と思った。



しゃっきりした硬さのある織の着物(大島紬?)を
母はあくまでも柔らかく、娘は、その若さゆえか
その生地の持つ硬さが際立った初々しい着こなし。

長女との対比とは、また違う意味での対照的な着物姿。



でも……若かりし母は、きっと、こんな風に着ただろう。
そんな、自然な着こなしが印象に残った。










これからとりかかる仕事の資料に、着物姿をちらりと確認だけ……

なんて思って、観始めたのが運のつき。
(ま、それが夜中の3時ってとこからして間違ってるのですが)

ついつい最後まで観てしまい、気がついたら
すっかり外は明るくなっておりました。。。


 
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